吉田町片岡中古住宅を販売させていただきました。
相続されたご実家の売却相談でしたが、山林や農地もありました。建物が雨漏りしていることもあり、早期売却したい意向から弊社と、もう1社の2社で募集することとなり、ポータルサイトや空き家バンクへの登録等で広告し、成約させていただくことができました。
しかし、10年程利用していなかった為、ご契約前に電気、ガス、水道を開栓させて頂きチェックしたところ、かなり多くの設備の不具合や故障が発覚し、想定される修繕費用を見積もる中でお互いに歩みよることで無事ご契約となりました。
今回は、10年程利用していない住宅で、電気・ガス・水道も停止しており、建物までの電気の線の一部が撤去されてしまっており、募集時点では設備の動作確認が全くできずにおりました。
売主様も、建物を解体して土地として販売するか悩んでいることもあり、お金をかけて電気の線を引き込む工事はためらっておりましたので、購入希望者が出てきたらチェックを行うという事で募集してきました。
しかし、電気・ガス・水道をつないでみると、複数個所で電気の絶縁不良があり、給湯器や電気温水器は故障し、設備の不具合もありました。何もチェックせずに売買契約をしてしまったら、トラブルに発展してしまう可能性が高かったと思います。
不動産を売却される方は、ご自身の不動産の不具合を把握したうえで、買主様に契約前に状況を説明して、了承を得ていれば修繕する必要はありませんが、名義が変わってから発覚すると、一定期間は売主様に費用負担してもらう事になる可能性がありますので、是非とも募集時点で一緒に確認をさせていただくとトラブルなく取引が行えるかと思います。